(最終更新日:2019年5月14日)
今回はドレッドヘアの種類のひとつ「ナチュラルドレッド」の解説です。
【ナチュラルドレッドとは】
ドレッドヘアは作り方によって種類分けされます。「ナチュラルドレッド」もそのひとつです。主に次のような2つの意味で使われます。
【地毛のドレッド】
主に、アフロなどのパーマをかけず、エクステなども着けずに、地毛だけで作るドレッドのことを意味します。
美容院でドレッドを作る際、ナチュラルドレッドと言えば、だいたいこの意味になるハズです。地毛を使うという以外、作り方は様々で、ワックスを使った「バックコーム」や「ツイスト・アンド・リップ」、編み棒を使った方法など...があります。
ただし、パーマをかけたりエクステを装着していても「自然な雰囲気のドレッド」という意味で、「ナチュラルドレッド」と言い表すお店もあります。
【フリーフォームのドレッド】
自作メソッド「フリーフォーム」で作ったドレッドの事を意味します。
作り方としては、髪と頭皮を清潔に保ちつつ、クシ(手グシも)の使用をやめることにより、自然にドレッドが形成されていくのを待つ、というものです。ワックスも使わず、人為的に逆毛をたてたり編んだりもしない、まさにナチュラルな作り方であるため、頭皮と髪の毛にかかる負担も最小限で済みます。
ストレートでもアフロでもクセ毛でも、髪質に関係なく出来ます。
完成するのに半年~3年くらいかかりますが(個人差アリ)、他のメソッドと比べるとメンテナンスが少なくて済み、仕上がり具合がより自然になります。
また、ゆっくり形成されていくため、他のメソッドと比べると、より自然にドレッドに親しんでいくことが出来ます。
ネグレクトドレッド(neglect dread)も同意語です。
ミュージシャンで言うと、ボブ・マーリー/ブライアン・フェア(Shadows Fall)/ザック・デ・ラ・ロッチャ(Rage against the machine)などが、この作り方です。
※関連ページ「フリーフォームでドレッドを自作しているミュージシャン達」
海外では利用者多数のメソッドですが、長い時間が必要であり、完成する過程でボッサボサになる時期があるためか、国内ではあまり普及していないようです。