(最終更新日:2019年5月16日)
以前、ドレッド/コーンロウ/ブレイズの違いについて書きました。今回は、パーシャルドレッドについてです。
【パーシャルドレッドとは?】
パーシャルドレッドとは、ドレッドとノーマルヘアが混在しているヘアスタイルのことです。
たとえば、前髪のみがノーマルで残りはドレッドとか、襟足あたりの3~4本のみがドレッドで、あとはノーマル...といった感じです。オシャレな雰囲気があり、どちらかというと女性に多いスタイルです。
作り方としては、任意の場所の髪の毛を、バックコームやツイスト&リップなどのメソッドで、ドレッドにします。また、美容院で作ってもらう人も多いでしょう。
↑ツイスト&リップ
ちなみに、当サイトでご紹介しているフリーフォームメソッドでは、作り方の性質上、あらかじめどの位置にドレッドを作るかを計画することが出来ないため、残念ながらパーシャルドレッドには向いていません。
しかし、前髪だけがノーマルで残りがドレッド...というスタイルは可能です。
前髪のみをブラッシングしつづけ、残りの部分はフリーフォームにすればOKです。
【パーシャルドレッドのメリット/デメリット】
<メリット>
- ドレッドとノーマル、両方のスタイルを一度に楽しめます。
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お試しドレッドができます。
「全体をドレッドにしたいのだけれど、いきなりは不安で...」という人は、まずは2~3本で試すことが出来ます。また、襟足のあたりなどだけのドレッドなら、ノーマルヘアで隠しやすく、あまり人目につかずにドレッドを試してみたい」、という人にも便利です。
<デメリット>
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髪がからみやすくなります。
ドレッドは基本的に、ノーマルヘアーを巻き込む性質があります。放っておくと、ドレッドまわりの毛がどんどんからまっていきます。それを避けるには、お互いを離しておくよう常に気をつけ、ノーマルヘア部分をよくブラッシングしておかなければなりません。
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シャンプーが難しくなります。
一般的に、ドレッドとノーマルヘアでは使うシャンプーが違います。ドレッドを洗うには、化学物質やコンディショナー成分が含まれたシャンプーは使えません。無添加石鹸やコンディショナー成分ぬきのシャンプーを使います。一方、ノーマルヘアに使うシャンプーには、たいていコンディショナー成分が含まれています。つまり、ドレッド部とノーマル部で異なるシャンプーを使い分ける必要があります。
具体的には、ノーマルヘアを洗う時は、そのシャンプーやコンディショナーがドレッドにつかないようにまとめたり、逆にドレッドを洗う時は、ノーマルヘアにドレッドのシャンプーがつかないようにまとめたり...といった工夫が必要になります。
短い期間だけのつもりでパーシャルドレッドにするなら、それほど気にせず、ノーマルヘアのシャンプーで洗っても大丈夫です。しかし、長い間つづけたい場合は、きちんと分けないと、髪を傷めてしまうでしょう。
ちなみに、ノーマルヘアの時から、お湯のみや無添加石鹸でシャンプーしている人は、そのままで大丈夫です。
【最後に】
このように、パーシャルドレッドはオシャレで便利な反面、維持していくにはちょっと手間がかかります。この記事を参考にしたり、美容院に問い合わせたりして、よく考慮してから実行しましょう。