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暑い夏のドレッドケアについて

暑い夏のドレッドケアについて

熱がこもりやすいドレッドヘアにとって、ジメジメと蒸し暑い日本の夏は、なかなか厳しい時期です。ドレッドは、髪の自然な動きによって形成されるので、基本的には帽子を被ったり結んだりはしないほうが良いものです。しかし、あまりに気温が高い場合は、そうも言っていられません。必要に応じて適度に対策をしましょう。

【煩わしさ&暑さ対策】
ヘアゴム
ドレッドをスッキリまとめられ、不快感が抑えられます。また、顔や首の汗がドレッドに浸み込むのを防ぐことが出来ます。

結ぶ際は、出来るだけキツく引っ張らないようにしましょう。引っ張るテンションが高いと、頭皮に負担がかかり、抜け毛の原因になることがあるからです。

・ヘアバンド
ヘアゴムよりも緩い感じで、首や生え際などにドレッドが直接かからないようにまとめられます。煩わしさが軽減され、ドレッドに浸み込む汗も軽減できます。

また、ドレッドがやや放射状に広がった状態になるため、ファッション的にも良いアクセントになります。

・帽子
とても暑い日は、ドレッドであるかどうかに関わらず、直射日光に当たり続けるのは危険です。猛暑日に長時間外出するときは、帽子を被りましょう。

帽子の種類は好きなものでOKですが、ドレッドは髪の体積が増えるので、ノーマルヘアー時のサイズよりも大きめのものを選びましょう。

・冷水洗い
ドレッドを洗う際、冷水を使うとスッキリします。ただし、注意点もあるので、詳しくはこちらを参考にしてください。

【頭皮&髪の状態ケア】
猛暑には汗をたくさんかくため、洗う頻度が多くなりがちです。
それ自体は特に問題ありませんが、頭皮と髪の状態を良好に保つため、通常洗髪に加えて、以下にも気を使っておくとさらに良いでしょう。

ディープクレンジング
料理に使う重曹で洗います。通常の洗髪ではとれなていない、ドレッドの奥深くや頭皮の汚れを洗い流すことが出来ます。特に「なんだかドレッドが油っぽいな」とか「重たいな」と感じたときなど、効果的です。やり方の詳細はこちら

リンゴ酢リンス
通常の洗髪やディープクレンジングをしていると、頭皮はアルカリ性に傾きます。しかし、頭皮にとってベストな状態は弱酸性なので、ときどき調整をしてあげる必要があります。

そこで役立つのがリンゴ酢です。リンゴ酢でリンスをすると、健康な弱酸性へと中和してくれます。さらに、頭皮の殺菌効果や、髪のキューティクルを閉じて適度な潤いを保つ効果もあります。

汗を流すために洗髪頻度を増やすと、逆に必要な脂分まで流れてしまい、乾燥しすぎる場合がありますが、そんな時には特に有効です。詳しいやり方はこちら

これらは、通常時でも1~2ヶ月ごとに行うお手入れですが、日本の夏のように、極端に暑い季節には、各自の頭の状態に合わせて回数を増減させて対処しましょう。(増やしすぎは逆効果なので注意!)