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Q.ドレッドヘアはプールで泳いでも大丈夫ですか?

ドレッドヘアはプールで泳いでも大丈夫ですか?

基本的には大丈夫です。

プールで泳いだり、洗髪したりすると、一時的にはあちこちから普通の毛が飛び出し、ボサボサになった感じがすることがあります。しかし、水流によって髪の毛が動いて絡み合うことにより、実はドレッド化の促進につながっています。(←出来て間もないドレッドはまだ強度が充分でないため、解けてしまうこともあります。フリーフォーム以外のメソッドでドレッドを作った場合、少なくとも1ヶ月が過ぎるまでは、止めておいた方が無難です。)

一方、あまり良くない影響もありますが、それは普通の髪でもほぼ同様です。きちんと対策をして、ダメージを最小限にとどめましょう。

【髪への影響】
プールの場合は、消毒のために使われている塩素により、髪の毛の色が抜けることがあります。カラーリングしている場合は、その色が落ちやすくなります。頻繁にプールに行かなければ、それほど神経質になる必要はないかもしれませんが、注意しておくと良いでしょう。

また、塩素特有の臭いがあります。この臭いがつくのは、普通の髪の毛でも同様です。ただし、ドレッドは髪の毛がジグザグに絡み合い収縮している状態であるため、普通の髪よりも臭いが蓄積され易くなっています。

加えて、塩素は頭皮と髪の毛をアルカリ性に傾け、傷みやすくします。これも頻繁にプールに入らなければあまり気にしなくても良いですが、気に留めておきましょう。

【対策】
・普通の水で濡らしておく
プールに入る前に、ドレッドを普通の水で濡らしておきます。あらかじめ髪の毛が水分を含んだ状態になるため、プールの水の吸収を抑えることが出来ます。

・よく洗う
プールから上がったら、ドレッドをよく洗い、よく濯ぎます。ドレッド内に塩素が残っていると、過度に乾燥してしまったり、臭くなったりします。

・リンゴ酢リンスする
リンゴ酢リンスはドレッドの定期的お手入れのひとつです。塩素でアルカリ性に傾いた頭皮と髪の毛を弱酸性に調整し、適度に殺菌し、開いたキューティクルを閉じて保湿を助けてくれます。プールに入る度にしなければならないというワケではありませんが、傷み具合が気になる時に行うと良いでしょう。

加えて、直接に塩素と関係があることではありませんが、ドレッドは水に入るとコンゴ(※)しやすくなるので、洗髪後はセパレートしておきましょう。
※ドレッドは放っておくと互いにくっつき合おうとする性質があります。2本以上のドレッドがくっついてより太い1本になった状態のことをコンゴと言います。

・水泳用の防水キャップをかぶる
上記のような対策が面倒な場合は、水泳用の防水キャップを被って、出来るだけ濡らさないようにすると良いでしょう。

プールで泳ぐ際は、以上を参考にしてみてください。