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Q.ドレッドヘアにはタバコなどの匂いがつきやすい、というのは本当ですか?

ドレッドヘアにはタバコなどの匂いがつきやすい、というのは本当ですか?

はい。ドレッドヘアはノーマルヘアと比べると、タバコなどの匂いがつきやすい傾向にあります。飲み会やバーベキューなどの後で「匂いが移りやすいな」と感じることがあるかもしれません。その主な原因は3つです。

【原因】
1.匂いに触れる面積の大きさです。ドレッドは、髪の毛が複雑に絡み合い、収縮している状態であるため、ノーマルヘアよりも髪の分量が増えています。髪の分量が増えているということは、匂いが触れて吸着する面積も増えているということです。

2.キューティクルの開きです。ドレッドは洗髪時にコンディショナー成分が入ったシャンプーやリンスを使いません(洗い方参照)。そのため、キューティクルが開きやすい状態にあります。キューティクルが開いてしまうと、その隙間に匂いが吸着しやすくなります。

3.通気性の悪さです。ドレッドはノーマルヘアと比べると通気性があまり良くありません。そのため、匂いを含んだ空気がドレッド内にこもりやすくなります。

【対策】
では、どう対処すれば良いでしょう?主な対策は3つです。

1.日頃から適度にリンゴ酢リンスをしておきます(詳しいやり方はリンゴ酢リンス参照)。リンゴ酢はキューティクルの修復を促す作用があります。また、頭皮の状態を弱酸性に戻したり、殺菌する作用もあるので、髪と頭皮の両方にとって有用です。ただしあまり頻繁に行うと、髪の毛がしなやかになりすぎてドレッド化を妨げてしまうので注意が必要です。

2.飲み会に参加するときなどは、ドレッドを結んだり帽子を被ったりしておくようにします。出来るだけ匂いに触れる面積を減らすためです。

3.匂いがついてしまった後は、よく洗髪します。シャンプーや石鹸を使った通常の洗髪をしても匂いが気になる場合は、重曹を使ってディープクレンジングをします。(詳しくはディープクレンジング参照)

匂いのつきやすさは、とてもやっかいな問題に思えるかもしれませんが、それほど神経質にならずとも、きちんとケアしておけば大丈夫です。