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Q.ドレッドの根元が細くなってきたのですが、どうすれば良いでしょうか?

ドレッドの根元が細くなったときの対策は?

(最終更新日:2019年7月22日)

ドレッドの根元が細くなり「これじゃ抜け落ちるんじゃないの?」と心配になっていませんか?今回はその原因と対策を特集しました。気になる人は参考にどうぞ!

 

【ドレッドの根元が細くなる原因】

ドレッドの根元が痩せていく原因は主に次の2つです。

 

【成長過程によるもの】

ひとつめは、ドレッドの成長過程の一部によるものです。

 

元の髪質がアフロでない人がドレッドにした場合、伸びてくる毛は縮れていません。そのため、ドレッド部分との質感の違いから、根元が細くなっているように見えることがあります。

 

また、ドレッドヘアは形や強度が落ち着く(成熟)までに、時間をかけて変形や収縮を繰り返します。その過程で根元が細く見えることもあります。

 

これら場合は、何か対策を施す必要はありません。

 

伸びてきた縮れていない毛も、きちんと洗髪してブラッシングをせずにいれば、自然にドレッド化していきます(※)。時間の経過とともに、細く見える部分も目立たなくなっていくでしょう。

 

※ブラッシングをやめることにより自然にドレッドを作る方法をフリーフォームと言います。

 

【抜け毛】

ふたつめの原因は、抜け毛です。

 

根元が極端に細くなっていたり、以前よりも地肌が目立つようになっている場合は、抜け毛の増加が原因になっている可能性があります。

 

ノーマルヘアなら、抜けた髪の毛はそのまま下に落ちますが、ドレッドは髪の毛が複雑に絡み合っているため、抜けた毛が下に落ちず、ドレッド内に留まりがちになります。それが、先の方が太く根元が細く...という形状になる原因です。

 

これを改善するためには、次の対策を試してみましょう。

 

【対策】

  • 髪の毛や頭皮に与える刺激を減らしましょう。
    日頃ドレッドを結う事が多い人は、あまりキツくしないように注意します。出来るだけ結わないようにすると、さらに良いでしょう。また、気になって引っ張ったり触ったりしすぎると、余計な負担がかかるので控えます。

  • 軽量化しましょう。

    数本のドレッドがコンゴ(※)して重くなり、頭皮に負担がかかって抜け毛が増えるケースもあります。その場合は、分かれている部分からどれかをカットして軽量化しましょう。

    ※2本以上のドレッドがくっついて1本の太いドレッドになった状態のことです。ドレッドは、放っておくと互いにくっつこうとする性質があります。それを防止したい場合は、くっつきはじめた時に、それぞれのドレッドを手で引き離します(セパレート)。

    長くなったドレッドの重みが根元の負担になっている場合も、適当な長さで切れば、軽量化できます。(切り方については、ドレッドが長くなったのですが切って短くすることはできますか?を参照)

自分で出来るドレッドヘアの作り方 根元が細くなった時の対処法
コンゴしたドレッドの重みによる頭皮への負担で、抜け毛がおこっている様子
自分で出来るドレッドヘアの作り方 根元が細くなったときの対処法
どれかを選んでカットし、軽量化
  • シャンプーを見直しましょう。
    日頃の洗髪で使っているシャンプーや石鹸の刺激が強いようならば、より低刺激なものに変えます。体質に合ったものを見つけましょう。
  • ドレッド化促進は控え気味に。
    洗髪時などに、ドレッド化促進のため、円を描くように髪をこすっている人は、あまりこすらないようにし、髪と頭皮への刺激を減らしましょう。(ドレッド化の促進方についてはフリーフォームメソッドページ内「髪の毛のドレッド化を促進するには」参照

  • 根元の締め直しを控えましょう。
    根元から伸びた普通の毛のお手入れに、カギ編み棒をつかった締め直しを行っている場合は、控えましょう。締め直しを行うと、根元から髪を引っ張ることになり、負担がかかるからです。


以上のような対策を行い、抜け毛が減れば、まわりのノーマルヘアを巻き込んでまた根元が太さを取り戻す可能性があります。

 

そうして復活してから伸びた場合、ドレッドの途中に細い部分が出来るケースもありますがが、どうしても気になる人は、ある程度長くなった後に、細い部分から下をカットしてしまう...という方法もあります。

ちなみに、ドレッドに関係なく加齢や体質などにより薄毛が進んでいる場合は、また別の話になってしまうため、専門のサイト・本でリサーチしたり、専門医などに相談することをオススメします。

【それでも改善されない場合は】

上記でも改善されない場合、放っておいて他のドレッドとコンゴ(※)するのを待ちます。根元が細くなったドレッドと近くのドレッドがコンゴすれ ば、補強されることになり、抜け落ちる心配が減って安心です。これも、しばらく伸ばした後に形が気に入らなければ、そちらを切れば大丈夫です。

※2本以上のドレッドがくっついて1本の太いドレッドになった状態のことです。ドレッドは、放っておくと互いにくっつこうとする性質があります。それを防止したい場合は、くっつきはじめた時に、それぞれのドレッドを手で引き離します(セパレート)。


自宅で出来るドレッドヘアの作り方 根元 対策
普通のドレッド(左)と根元が細くなったドレッド(右)
自分で出来るドレッドヘアの作り方 根元 補強
2つのドレッドがコンゴして根元が補強された状態

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